ジャイアンツの坂本勇人

2023年10月4日水曜日、ジャイアンツの2023年シーズンの最終戦が終了した。
シーズン最終戦の相手はDeNA
なんとか勝利したものの、昨年に続いての4位で、クライマックスシリーズには進出できなかった。
ジャイアンツ史上初めて、同一監督による2年連続Bクラスとのことだ。
原監督も今年限りで退任となり、来年は阿部監督になる。
 
自分は東京生まれ東京育ちなので、小学生の頃からずっと巨人ファン。
野球観戦は好きだが、プレイ経験があるわけではなく、野球観戦からは離れていた時期もある。
実際中学生の時はあまり野球を観た記憶がない。
高校生から再度観始めたけど、その頃から現在まで巨人のショートはずっと坂本勇人だった。
本当に華がある選手で間違いなく球界の大スター。
今年は、開幕当初から調子が上がらず、35歳という年齢と長年守備負担が大きいショートを続けてきたことから、いよいよと言われていた。
しかし、シーズンが進むにつれてどんどん調子を上げていく。
さらに、シーズン途中でサードにコンバート。
シーズン途中のコンバートにも関わらず華麗な守備を魅せる。
コンバート後は守備負担が減り、さらに成績が良くなった。
 
結局。2023年の最終成績は、
116試合 .288(403-116) 22 60 ops.884
打率はリーグ7位。
OPSは岡本、宮崎に次ぐ、リーグ3位という結果だった。
この席席なら間違いなくリーグを代表する打者と言える。
ここ数年の不調から完全復活を遂げた。
 
10/3の中日戦は堂上直倫引退試合だった。
2006年のドラフトで巨人は1位で堂上を指名したが、くじを外して、外れ1位で坂本を獲得した。
もしかしたら、堂上が巨人に、坂本が中日に、という世界もあったのかもしれない。
 
8回裏の堂上の第3打席、ランナー1塁の場面、坂本が守るサードに打球が飛んだ。
打球は坂本のグラブの下を通り、外野に抜けていった。
坂本は打球には追いついていたように思う。
もしかしたら、普通に捕れなかっただけかもしれない。
でも、堂上の引退試合だ。
あえて捕らなかったのではないかと想像してしまう。
捕っていたら、間違いなくダブルプレー
あからさまに捕らないのではなく、普通のプレイの中でどうだろう?というラインでやるのも坂本のすごいところだと思う。
 

 

シーズン最終戦の原監督のスピーチ

坂本は泣いていた。

原監督が2回目の監督就任は2006年。

それ以降、2016年~2018年の高橋監督の3年間以外は、巨人の監督は原監督だ。

堀内監督時代を知る選手はもういないので、選手たちにとって原監督の存在の大きさは計り知れない。

その中でも坂本の原監督に対する想いは別格だと思う。

原監督の功績の一つに坂本を育てたことは間違いなく入ってくる。

2年目の坂本を我慢して使い続けたのは、原監督なのだ。

我慢できずに代えていたら、今の坂本はいなかったかもしれない。

 

来年もサードになった坂本のますますの活躍を期待したいと思う。

坂本をサードにできたのは、ショート門脇の台頭が大きい。

もちろん彼の活躍にも期待したい。

来年こそはジャイアンツ優勝だ。