駆け出した夜

歓声から逃げ出したくて、駆け出した夜。
たどり着いた場所で何を言えるかな。
ここから抜け出したい。
一歩踏み出す力が欲しい。
踏み出す力を手に入れてまた歩き始める。
もうここには戻らない。
探していく新たな世界。
たどり着いた先には新たな歓声があった。
見つけ出した己が輝ける場所。
逃げ出した先にも光があることを証明する。
これは逃亡ではなく前進であることは間違いない。


こんな僕を君は笑うかい。
誰に笑われても構わない。
君に笑われても構わない。
自分がどう思うか以外は何も関係ない。
信じた道を進むのみ。
たとえ、それが人に誇れる道ではないとしても。